犬が梨を食べても大丈夫?効果や与え方、適量も調査した!

ペット

梨の季節がやってきました。
梨を剥いて食べていると、匂いにつられて愛犬が足元に寄ってくる。前足で引っ掻いたり、物欲しそうにじぃ~と眺めてきたりとおねだりしてきます。その姿に耐えかえて梨をあげたいと思ったことありませんか?そんな時やはり疑問に思うのは、「梨って犬が食べても大丈夫なのかな?」ということです。本記事では梨を食べても大丈夫か?またその効果や与え方、適量を紹介します。

梨は犬が食べても大丈夫!

和梨、洋梨どちらも食べて大丈夫です。皮、芯は消化されにくいので剥いて実の部分だけをあげましょう。

種、未成熟な梨はNG

未成熟

梨の種にはアミグダリンという犬が中毒症状を起こす物質が含まれています。含有量は少なく、誤って一粒、二粒を食べてしまっても大丈夫ですが大量に食べてしまうと危険です。また、未成熟な梨の実にもアミグダリンが含まれているので与えないようにしてください。もし食べてしまって嘔吐や下痢、元気がなくぐったりするなど、何かおかしいと感じた場合は動物病院に掛かりましょう。

健康面でのメリットとデメリット

健康面

メリット

水分補給

梨はその88%が水分で構成されています。ただの水を飲みたがらない子でも、おいしく水分を補給することで夏バテや脱水症状を予防することができます。

腸内環境を整える

梨には水溶性の食物繊維が多く含まれており、この成分は腸内環境を整えるといった効果があります。

血糖値の上昇を抑える

梨には水溶性の食物繊維が多く含まれており、この成分は血糖値の上昇を抑えるといった効果があります。

疲労回復

梨にはアスパラギン酸、クエン酸、リンゴ酸といった疲労回復の効果がある成分が含まれています。

解熱効果

梨にはソルビトールという解熱効果のある成分が含まれています。

喉を潤す

梨にはソルビトールという喉を潤す効果のある成分が含まれています。

デメリット

食べすぎると下痢、軟便になる

梨に含まれている食物繊維、ソルビトールは、摂取しすぎると下痢や軟便の原因となります。

おしっこが出やすくなる

梨に含まれているアスパラギン酸には利尿効果があります。

一日に与えていい量

梨は犬に与えても問題ありませんが、適切な量を守ることが大切です。梨はおやつとして与え、食事はドックフードを食べさせてあげることをおすすめします。以下は、犬の体重別に梨を与える適量の目安を示したものです。ただし、犬の個体差や特定の健康状態によって適量は異なるため、様子を見ながら与えることをお勧めします。

小型犬(体重5kg未満):梨のスライスを1/10まで。

中型犬(体重25kg未満):梨のスライスを1/5スライスまで。

大型犬(体重25kg以上):梨のスライスを1/3スライスまで。

*スライスは種や芯を取り除いてください。

梨を与える際の注意点:
種や芯を取り除き、梨を適切に洗ってから与えてください。
少量から与え始め、犬の反応を観察してください。アレルギー反応や消化器の不調があれば、梨を与えないようにしましょう。
最も重要なのは、犬の体重、年齢、健康状態に合った食事を提供することです。不安がある場合は、必ず獣医師に相談して、適切なアドバイスを受けるようにしてください。

加熱するとアスパラギン酸は壊れる

加熱すると疲労回復の効果があるアスパラギン酸が失われてしまいます。一方でアスパラギン酸は利尿効果もありますので、おしっこが気になる場合は加熱するとよいでしょう。なお、食物繊維とソルビトールは加熱してもそのままです。

梨の缶詰は与えない

缶詰

人間用に作られている梨の缶詰は、保存性を高めるために砂糖が多く含まれています。肥満に繋がりますので缶詰は与えないようにしましょう。

アレルギーに注意

梨でアレルギーを起こしてしまう犬もいます。梨を与える際は少量から様子を見て、異変がないか確認しましょう。

実だけを適量に与えよう

犬に梨を与える時は、種や皮は取り除いて実だけを適量あたえてあげましょう。食べすぎると下痢や軟便になるので注意。

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