愛犬が吠えるのをやめさせる5つの方法。吠える理由を知ることが一番の近道。

しつけ
吠える理由とやめさせる方法
・要求している
やめさせる方法:吠える前に要求に応える。吠えている時には応えない。
・警戒している
やめさせる方法:警戒対象をおやつで上書きする。
・威嚇している、怖い
やめさせる方法:威嚇対象に慣れさせる。
・興奮している
やめさせる方法:「おすわり」をマスターさせる。
・不安、寂しい
やめさせる方法:飼い主は帰ってくると確信させる。
吠えるのをやめさせるコツ
・吠えている理由を明確に把握する。
・吠え始める前に原因を取り除く。
吠え始めてから対処するのはNG
・吠えたから怒る、おやつで沈めるはダメ。

愛犬が吠えて近所迷惑になるのが怖い。

散歩中に、こちらだけ一方的に吠えてなんか恥ずかしい。

愛犬が吠えをなんとかしたいと思っていませんか?

・他の犬や人間に向かって吠える。
・飼い主に向かって吠える。
・何もないほうに吠えている。

これら、人間が吠えてほしくないときに吠えることを、総称して無駄吠えといいます。

わたしの愛犬もちょいちょい吠えます。

犬は吠える生き物。

しかし、現代社会では犬が吠えると嫌な顔する人もいます。

夜に吠えれば近所迷惑になり、ご近所さんとトラブルにもなる。

できるだけ、近所迷惑かけないくらいに吠えなくなって欲しい。

そう思っていませんか?

本記事を読むと
・犬が吠える理由
・理由ごとの吠えることをやめさせる方法
がわかります。
この記事を書いている人
チワワを飼って3年以上(2020/6/7誕生、雄、生後1年後に去勢済)。一人暮らし。愛犬に芸を教えたり、いろんなところに連れて行ったりしている。

吠えている理由を知ることが一番の近道

犬が吠えることを総称して「無駄吠え」なんていったりします。

しかし、言葉通り無駄に吠えているわけではありません。

吠えている理由が絶対にあります。

吠えることは犬にとってコミュニケーションです。

おやつが欲しい。

怖いから近寄ってくるな。

すべての内容がわたしたちには「ワン!」と聞こえているだけです。

なぜ、吠えているのか。

その理由が分からなければ、意思疎通が取れていないのといっしょ。

やめさせることはできません。

まずは吠えている理由、愛犬を知ることが一番の近道です。

吠える理由1:要求している

やめさせる方法:吠える前に要求に応える。吠えていないときには応えない。

要求吠えの特徴
・飼い主に向かって吠える
・おやつをいつもくれる人に吠える

犬は、誰かに何かを要求するときに吠えます。

おやつをくれ。

おもちゃをくれ。

ケージから出して。

こっちに来て。

要求はさまざまです。

要求吠えは飼い主に向かって吠えることが多い。

吠えた後、こちらの様子を見たりもします。

飼い主に何かをして欲しいから。

要求して吠えているときに、犬が望む行動をしてはいけません。

叶えれば要求が叶う、と学習します。

次にまた要求を叶えるために吠えまくるでしょう。

やめさせるためには、

・犬が吠え始めたら無視。
・吠えるのをやめて、完全に諦めるまで待つ。
・落ち着いて、吠えていないときに要求していたものを与える。
・吠えているときには要求を叶えない

吠えていないときに要求を叶える。

これを飼い主側が貫く必要があります。

そう、要求吠えの舵を握っているのは飼い主です。

吠えを助長するも抑止するも飼い主の行動次第、ということを心に刻んでおきましょう。

吠える理由2:警戒している

やめさせる方法:警戒対象をおやつで上書きする。

警戒吠えの特徴
・外に向かって吠える。
・知らない人や犬に向かって吠える。
・家のチャイムで吠える。

犬は、警戒対象を認識した時に吠えます。

飼い主に「なにかあるよ」と知らせているのです。

知らない人や、音、気配に警戒しています。

吠えるという手段でなければ、連絡のできる優秀な社会人。

しかし、現代社会では吠えられたら困ることのほうが多いのでモンスター社員。

やめさせるためには

・犬が警戒物を見つけるよりも早く、飼い主が警戒物を見つける。
・そして、犬が吠える前におやつをあげて吠えることを止める。
・警戒して吠える人からおやつをもらう。

犬はそれが危険だと思っているから吠えます。

危険だと思っていたものからおやつがもらえた。

そのまま吠えないでいたらもっとおやつがもらえた。

そうやって犬の警戒をおやつで上書きしていきましょう。

飼い主が先に警戒対象を発見すること。

チャイムなどは自分で鳴らすなどして事前にわかるタイミングで訓練する。

犬が先に見つけた場合、吠え始めてしまいます。

散歩中の通行人ならそのまま何処かへ去ります。

音は犬が吠えている間に止まります。

これは、吠えたら警戒対象がいなくなったと犬が学習する最悪のパターンです。

犬が吠える未来を予想、自分で造って吠える前に対処することがやめさせるコツです。

吠えを助長するも抑止するも飼い主の行動次第、ということを心に刻んでおきましょう。

吠える理由3:威嚇している、怖い

やめさせる方法:威嚇対象に慣れさせる

威嚇吠えの特徴
・近づいてくる人や犬に吠える。
・物に向かって吠える。

犬は、相手を威嚇するときに吠えます。

近寄ってくるな。

攻撃するぞ。

これはもう単純に相手が怖いと思っているから、威嚇して吠えています。

相手は人ではなく物の場合もあります。

うちの愛犬はプレイステーション2の外箱を威嚇して吠えていました。

やめさせるためには

・人の場合はおやつをあげてもらう。
・物の場合は近くにおやつを置く。
・何度も会う。
・同じ時間を過ごす。

対象が嫌い、怖い!と吠えているので、慣れてもらうしかありません。

相手からおやつをもらって、

ぼくは悪いスライムじゃないよ

と相手にアピールしてもらいましょう。

しかし、話しかけるのはよくない。

何も言わずにそっとおやつを差し出してあげましょう。

吠えている時は興奮しているので、落ち着くまで待ちます。

相性もあります。

どうしても慣れないこともあるので、無理だと思う場合は近づかないようにするしかないです。

落ち着くまで一旦待つこと。

吠えている間は興奮して他のことが目に入りません。

吠えている間に対象を取り除かない。

吠えてしまったからといって、その間に対象が去っていくのはまずいです。

吠えたら、追っ払えたと学習して、吠えの強化に繋がります。

吠える理由4:興奮している。

やめさせる方法:「おすわり」をマスターさせる。

興奮吠えの特徴
・人や犬と遊んでいるときに吠える。
・走り回って吠える

犬は興奮しすぎると吠えます。

遊んでいて楽しくなった。

飼い主が帰ってきて嬉しい。

気持ちが高ぶって吠えています。

やめさせるためには

・興奮しすぎる前にクールダウンさせる。
・「おすわり」をさせる。

遊んでいるときに、犬が興奮してきたら休憩を入れてクールダウンさせましょう。

興奮すると周りが見えなくなります。

「おすわり」をさせて、落ち着かせることが有効です。

どんなときでも「おすわり」を実行できるようにマスターさせましょう。

興奮の限界点を飼い主が把握してコントロールすること

吠える理由5:不安、寂しい

やめさせる方法:飼い主は帰ってくると確信させる。

不安吠えの特徴
・飼い主の姿が見えなくなったら吠える

犬は不安な時に吠えます。

飼い主の姿が見えなくなると、

もうこのまま帰ってこないかも。

と不安になって吠えているのです。

やめさせるためには

・犬が吠え始める前に帰ってくること。
・吠えている間に姿を見せないこと。

初めは数秒単位の短い時間でいいので、姿を隠して吠える前に戻ってきます。

これを時間の伸ばしつつ繰り返します。

姿が見えなくなっても戻ってくると犬に確信させましょう。

吠えている間には姿を見せないように。

吠えたら帰ってくると学習してしまいます。

吠えているときに姿を見せない

おまけの対処法:びっくりさせる

効く可能性はあるが、リスクもある方法です。

吠え全般に対して、吠えた瞬間に大きい音を立てるという方法があります。

吠えた瞬間、丸めた新聞紙で飼い主が机を叩いて大きな音を出すなのです。

これで吠えなくなったという話も実際に聞きました。

恐怖で従わせいるようで、前時代的ではありますが効く場合も確かにあります。

しかし、飼い主との信頼関係が壊れるリスクがあります。

初手の対処としては実行しないように。

吠え始めたら手遅れ!一旦、対処は諦める

愛犬が吠え始めたら、すべての場合において手遅れです。

おやつで気を引く。

叱って止めようとする。

無理やり口をふさぐ。

全部NG。

吠えを助長する、もしくは効果なしです。

対処することは一旦諦めましょう。

どうしても、その場だけは止める必要がある場合だけ対処します。

しかし、今後の吠え行動はさらに強化されてしまいます。

体罰はNG

モラル的にも、犬との信頼関係的にも体罰はNGです。

吠えなくなる可能性がないとはいいませんが、リスクのほうが圧倒的に高い。

攻撃性が強くなる。

信頼関係の崩壊。

逮捕される。

いいことなしです。

手に負えない場合はプロに相談

吠えの問題は、犬を飼っている人のほとんどが抱える悩みです。

あらゆる状況のあらゆる対処法があります。

間違った対処は吠えを強化もしてしまいます。

手に負えない状況になったらプロに相談しましょう。

犬のしつけ教室などに出向くといいでしょう。

犬の吠えはコミュニケーション、やめさせるにはエスパーになる必要がある

犬は会話の代わりに吠えています。

ごはんをくれ。

ここからだして。

言わなきゃわからないは、吠えなきゃわからないと同じ。

つまり犬に対して吠えるな、は喋るなということです。

これを成り立たせるには、飼い主がエスパーになって犬の考えを読む必要があります。

難しそうですか?

大丈夫です。

犬はもともと喋れないから行動がわかりやすい。

ずっといっしょにいて観察していれば、吠える理由はきっとわかってくる。

落ち着いて対処していきましょう。

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