子犬の噛み癖をなくす方法7選!予防法とNG行動も紹介。甘噛が本気噛みに進化する前に対処しよう

しつけ
子犬の噛み癖をなくす方法
・噛んだら、いなくなる
・噛んだら、遊びは終了
・噛んだら、「NO」と低いトーンで短くいう
・噛んだら、鼻にデコピンする
・噛んだら、指を喉の奥に突っ込む
噛んだら、閉じ込める
・噛んだら、びっくりさせる(天罰方式)
噛む前に予防する方法
・コング(知育玩具)を与える
・ご飯を食べているときにご飯を指でいじる、つまむ
・おもちゃを与える
・おもちゃを頻繁に返してもらう
・眼の前で手をひらひらさせて訓練する
・床など、よく噛むものを前に噛まずになにもしていない時に褒める
噛み癖を強化するNG行動
・噛んでいる時にそのまま遊ぶ
・噛んではいけないものをそのまま与える
・嫌がって噛んだ時に行動をやめない
・話しかける
・名前を呼ぶ
・ハウスに閉じ込める
・過激な体罰

子犬を飼い始めたけど、

・撫でると手を噛む
・立っていると足を噛む
・放置していると物を噛む
・遊んでいると噛み付いてくる

と、とにかく噛み癖がひどいと感じていませんか?

このまま放置していいのか?
何か対処しないとヤバいのでは?

と、不安に思っているのではないでしょうか?

でも、

どうやってしつけをすればいいかわからない。
どこまで強いしつけをしていいかわからない。

と対処に悩んでいると思います。

わたしもチワワを子犬のときから飼っているのでよくわかります。

最初はあちこち噛みまくっていました。

子犬が物を噛むことをなくすことはできません。

しかし、放置して対処をしないとあとあと噛み癖がついて大変なことになります。

噛んではいけないものと噛んでいいものを教えることが重要です。

子犬の頃に、きちんと対処しておくことで成犬になるまでに噛み癖はなくなります。

本記事を読むとわかること
・子犬の噛み癖をなくす方法
・噛む前に予防する方法
・噛み癖を強化するNG行動
この記事を書いている人
チワワを飼って3年以上(2020/6/7誕生、雄、生後1年後に去勢済)。一人暮らし。愛犬に芸を教えたり、いろんなところに連れて行ったりしている。

子犬が噛みまくるのは普通(噛む理由)

子犬はなんでも噛む、これは普通です。

理由は次のようなものがあります。

・永久歯への生え変わりで歯がむず痒い
・コミュニケーションの手段
・噛むことで理解しようとする

永久歯への生え変わりで歯がむず痒い

生後6~7ヶ月ごろまでに乳歯が永久歯へと生え変わります。

この時、歯がむず痒くて噛むことで違和感を抑えようとします。

コミュニケーションの手段

犬は喋ることができません。

コミュニケーションは噛む、吠えるが主な手段です。

子犬は足を噛むことで「構って」と訴えます。

噛むことで理解しようとする

子犬は身の回りのものが何か理解していません。

口に入れて、噛むことでそれがなにかを理解しようとします。

子犬の噛み癖をなくす方法

子犬は赤ちゃん。

なにが悪いのかなんてわかっていません。

噛んだらいけない、ということを教える必要があります。

そのためには「噛んだら楽しいことがなくなる」、「よくないことが起こる」と学習させます。

教えるのは飼い主です。

教え方を間違えると、噛むことがいいことだと勘違いしてしまうでしょう。

ここでは噛むのは悪いことだと教える方法を紹介します。

基本的に、強いしつけは初手では推奨しません。

現状で、ひどく困っていないのであればリスクの少ない方法を地道に続けることがおすすめです。

リスクのあるしつけもありますが、その分効果も期待できます。

噛んだら、いなくなる

犬が飼い主を噛んだら、犬の部屋から飼い主は去りましょう。

犬が目視できないところでもいいです。

これはリスクの少ない方法。

飼い主が立っている時に足を噛んできた。

そんな時は、飼い主に構って欲しいのです。

そこで構ってあげると、噛んだら構ってくれると学習してしまいます。

噛んだら飼い主はどこかへ行ってしまう。

と学習させる必要があります。

退出して数分したら何事もなかったかのように戻ります。

褒めるも叱るもしなくていいです。

これを繰り返します。

いなくなったら部屋の他のもので遊んでしまう

いなくなる時は、部屋には遊べるものが何もないようにしましょう。

難しい場合は、後述で紹介する閉じ込めるが有効です。

トイレトレーニングとは分ける

私の場合、いなくなっている間にトイレをしてしまうことが多かったです。

噛み癖のトレーニングと同時にはできません。

トイレは一旦諦めて、トイレしてもしょうがないと割り切りましょう。

噛んだら、遊びは終了

おもちゃを使って、ひっぱりっこして遊んでいると手を噛んでくる。

手を噛んだ瞬間、遊びは終了してください。

おもちゃも回収です。

これはリスクの少ない方法。

興奮している。

どこを噛めばいいかよくわかっていない。

という理由が上げられます。

手を噛んだら楽しい時間が終了するということを学習させます。

噛んだら、「NO」と低いトーンで短くいう

噛んだ瞬間に「NO」と低いトーンで短くいいましょう。

これもリスクの少ない方法

犬は声のトーンでも相手が怒っているのか喜んでいるのかを判断しています。

高い声で発せられる言葉は「ダメだよ」など例え、怒っている言葉でも喜んでいると誤解させることがあります。

長い言葉は犬は理解できません。

わかりやすい短い言葉でいいましょう。

ちなみに「NO」でなくて「ダメ」でもなんでもOKです。

噛んだら、鼻にデコピンする

噛んだら即座に犬の鼻にデコピンをします。

単純に噛むと痛い目にあうと教える方法です。

犬にとって鼻は敏感で、鼻デコピンは結構痛いらしい。

人によっては動物虐待だ!

という声もありそうですが。。

犬の性格によりますが、活発でやんちゃな子は少し強めの教え方のほうが効果があることも。

単純に痛い目を見せて教える方法は効果もありますが、リスクも大きいです。

攻撃性の増加、信頼関係の崩壊。

愛犬に合っていないと感じたら中断しましょう。

前述している「いなくなる」「遊びは終わり」「NOと叱る」を初手は試すことをおすすめします。

噛んだら、指を喉の奥に突っ込む

手を噛んだら、即座に噛まれた人差し指を喉の奥に突っ込みます。

こちらも噛むと痛い目にあうと教える方法です。

痛いというより、噛んだらオエッって気持ち悪くなると教えます。

人間も指突っ込むと吐きそうになりますよね。

喉を傷つけないよう、突っ込みすぎないようにする必要があります。

なので難易度が高いです。

鼻にデコピンと同じもリスクが高めです。

噛んだら、閉じ込める

噛んだら、柵で囲った狭い場所などに、遊べるものがない状態で閉じ込めます。

飼い主も見えないところに姿を消しましょう。

大昔にあったとされる、納屋に子供を閉じ込めるみたいな感じです。

噛んだら、つまらない場所に連れて行かれてしまう。

それを教えます。

私が試した中では一番効果がありました。

リスクは高い

うちの子は元気いっぱいでしたが、性格によっては合わない可能性はあります。

噛んだら、びっくりさせる(天罰方式)

噛んだ瞬間に大きな音を立てます。

噛むとよくないことが起きると勘違いさせます。

難易度が高く、リスクもあります。

飼い主が大きな音を立てたと犬に気づかれないようにしてください。

これが難しい。

タイミング、遠隔操作で大きな音などピタゴラスイッチ的なものを作成する必要がある。

飼い主が犯人だと判明したら、信頼関係崩壊の可能性があります。

噛む前に予防する方法

子犬は噛む生き物ですが、噛むものを誘導することはできます。

噛んでしまった事後対処ではなく、噛む前にしつけをすることはより重要。

ここでは、

・噛んでしまう前にできること
・噛むものを誘導する方法

を紹介します。

コング(知育玩具)を与える

一番おすすめ。

コングという知育玩具があります。

初見ではなんだこれ、といった形。

う◯このように見えますがうん◯ではありません。

空洞の中におやつを詰めるものです。

これに、ふやかしたドッグフードを詰めます。

こうすることで、ご飯を食べるのに頑張って顎と下を使います。

疲れさせ、他のものを噛む元気を削ぐことが可能です。

しかも、ご飯が楽しくなるという一石二鳥。

うちのチワワも遊びながら食べてました。

与えるコングはジャストのサイズではなく大きめがよい。

チワワなどの小型犬ならSでなくM。

万が一にも飲み込まないようにというのと、大きい方が中身を取りやすい。

コングの詰め方
1, ドッグフードをぬるま湯に10分程度つかしてふやかす。
2, ふやかしていないドッグフードを一番底に全体の1/4つめます。
3, その上にふやかしたドッグフードを1/4詰めます。
4, さらにその上にふやかしていないドッグフードを1/4詰めます。
5, 最後にふやかしたドッグフードを1/4つめて蓋をします。

ご飯を食べているときにご飯を指でいじる、つまむ

ご飯を食べているときに、手を出すと噛む子がいます。

子犬のころから、ご飯に手を出されることに慣れさせておきましょう。

フードボウルにご飯を入れて、食べている時にボウルに手を触れてみましょう。

威嚇されるようなら徐々に慣れさせます。

最終的に、ご飯を食べている時にご飯を手で触れるようになれればOKです。

おもちゃを与える

噛んでいいおもちゃを与えて遊ばせます。

他のものを噛ませないための予防になります。

単純かつ効果的な方法です。

ただし、与えるおもちゃは注意して選びましょう。

子犬とはいえ噛む力は強く、人形などは簡単に破壊します。

破壊された時に、部品が出てしまうおもちゃは与えないようにしてください。

人形の目の部分はプラスチックなどで縫い付けられていたりします。

犬はこういう部分を好んで破壊します。

うちのチワワがまさにこのプラスチックの目を破壊、誤飲しました。

ひとつおすすめおもちゃを紹介します。

我が家のチワワが大好きなおもちゃです。

なかなか頑丈で、目の部分もプラスチックではありません。

おもちゃを頻繁に返してもらう

おもちゃは与えっぱなしにしておくとよくありません。

興奮しすぎる、返してくれなくなることになります。

なので、おもちゃを与えてずっと放置しておくのではなく、頻繁に返してもらいましょう。

返してもらう、そしてまたおもちゃをあげるを繰り返すことで、おもちゃを取られることに抵抗がなくなっていきます。

おもちゃに夢中になって、返してくれない。

取ろうとすると噛み付いてくる。

といった行動の予防になります。

おもちゃを返してもらうには「ちょうだい」を教えることが効果的です。

眼の前で手をひらひらさせて訓練する

犬の眼の前で手をひらひらさせます。

噛んだら手を止め、「NO」と一言。

おとなしくしていたら、褒めておやつをあげます。

意図的に噛む行動を誘発させ、ダメなことだと教えます。

同時に、噛まないとおやつがもらえる教えます。

何度も繰り返すことが簡単にできるので、覚えさせやすい。

今後の突発的な噛みを予防できます。

注意することは、笑顔で遊んでいるようにしないこと。

手を噛む遊びだと勘違いさせると噛みが悪化します。

床など、よく噛むものを前に噛まずになにもしていない時に褒める

日常的に、「何もしていない」ときは褒めましょう。

子犬にとって「何もしていない」というのは当たり前ではありません。

手当たり次第に噛みまくるのが当たり前です。

そんな中、おとなしくしているのはとてもいいことだと教えてあげるのです。

おとなしく「何もしていない」ときに褒めることは、問題行動の予防になります。

噛み癖を強化するNG行動

噛み癖をつけないためのしつけは、やり方を間違えると噛みを強化してしまいます。

今は噛む力が弱い「甘噛」でも、段々と強くなっていきます。

NG行動を続けると「本気噛み」と呼ばれる、手加減なしの噛みへと進化してしまいます。

小型犬でも噛む力は人間の5倍程度あります。

本気で噛めば、骨を粉砕します。

ここでは「本気噛み」の進化を促進させる絶対ダメな行動を紹介します。

噛んでいる時にそのまま遊ぶ

手を噛んでいるのに、噛む力が弱いからといってそのまま戯れて遊ぶのはNGです。

そのまま遊ぶということは「噛んでいいよ」と教えているに等しい。

噛みをどんどん強化する行動です。

噛んではいけないものをそのまま与える

靴下などは子犬が遊ぶ典型的なものです。

一度取り上げようとしてけど、ゴネられてそのままあげるということはしないように。

噛んではいけないものを与え続けることはそれを噛んでいいものと認識させます。

嫌がって噛んだ時に行動をやめない

足を触ろうとして噛まれたから手をひっこめる、というはNG行動です。

嫌なことをされそうになった時、噛めばやめてくれると学習します。

噛まれても恐れずに、手は引っ込めずに一旦停止します。

そして、落ち着いたら作業を続行してください。

軽く噛んでくれるうちに、

噛んでもやめない、無駄なんだと認識させる必要があります。

既に流血するほど本気で噛みつく場合はプロに相談しましょう。

話しかける

噛み癖の強化というより、プラマイゼロです。

噛まれたことを叱ろうと、ながながと説教するのはNGです。

犬は長い文章を理解できません。

英語ができない人に、長文を投げかけても無駄ですよね。

それと同じです。

短く「NO」とだけいいましょう。

名前を呼ぶ

やりがちですが、叱る時に犬の名前を呼びかけるのはNGです。

人間は名前を読んで呼びかけているつもりでも、犬にとっては名前が怒られている合図になります。

つまり、名前を呼んでも来なくなる。

ハウスに閉じ込める

噛んだ罰として、ハウス(犬の寝る場所)に閉じ込めるのはNGです。

犬にとっての安息の場所、ハウスがお仕置き部屋と認識され、ハウスを嫌がるようになります。

過激な体罰

頭をたたく、腹を蹴るなどの体罰はNGです。

リスクしかない。

犬の攻撃性を刺激します。

信頼関係が壊れます。

逮捕もされるかもしれません。

そこまでのリスクを背負って実行するメリットはありません。

子犬は噛む生き物、ある程度は寛容にゆっくり対処しよう

子犬はどうしても噛みます。

噛むことを完全になくすことはまず不可能です。

噛んでいいものを与える。
噛んだ時の対処を間違えない。
日頃から噛まないよう、日常に刷り込む。

しつけを実施しても、すぐに噛むのをやめたりはなかなかしないです。

あせってリスクを取らずとも、成犬になったら自然と治ったという話もあります。

今は成果が感じられなくても成犬になる時の噛み癖防止には近づいています。

根気強く対処していきましょう。

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