犬に教えたい芸15種類!教え方とコツ、NG行動も解説!日常で役立つ定番からかわいいものまで

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犬の芸15種類

犬の芸は、誰もが知っている定番の「おて」や「おかわり」にはじまり、実は他にも様々な種類の芸が存在しています。日常的に使えるものや、思わず笑ってしまうかわいいもの。
本記事ではそんな芸の種類と教え方を計15種類紹介します。
教える際のコツ、NG行動、芸を教えるメリットとデメリット、そして芸を教える時に使うオススメのおやつも紹介します。参考にして愛犬とチャレンジしてみてください!

この記事を書いている人
チワワのジーニーを飼って3年以上。一人暮らし。愛犬に芸を教えたり、いろんなところに連れて行ったりしている。

 

定番編

犬を飼ったことがなくてもなぜか知っている。犬を目の前にするとその単語が出てくるくらいの芸です。

おすわり

どんな芸?

「おすわり」は愛犬が後ろ足をたたみ、おしりを地面につけた状態になります。
超役に立つ基本動作です。

↓我が家の愛犬ジーニーが「おすわり」をする様子↓

 

教え方

  1. おやつを犬の届かない犬の頭の上の位置あたりに持っていきます。
  2. そのまま後ろへおやつを移動させる。おやつを見ている犬がおやつを見ようと首をあげ、おしりを地面につけます。
  3. 地面におしりがついた瞬間に「おすわり」と言いおやつをあげます。
画像付きのわかりやすい詳細な教え方はこちら
犬の芸、愛犬へおすわりの教え方編!わかりやすく画像で解説!

お手、おかわり

どんな芸?

「お手」は犬の右前足を、差し出した飼い主の手に添える行為のことです。
「おかわり」は犬の左前足を、差し出した飼い主の手に添える行為のことです。
犬の芸といえばコレ!というほどメジャーです。

↓我が家の愛犬ジーニーが「お手」をする様子↓

 

教え方

  1. 「おすわり」の姿勢を作る
  2. おやつを左手に握り犬の前足の上の位置あたりに持っていきます。
  3. おやつを取ろうと右前足を手に乗せた瞬間に「お手」といいおやつあげます。
    「おかわり」は同じことを逆の手でします。

ふせ

どんな芸?

前足を伸ばし、後ろ足をたたみ、お腹を地面につける状態になることです。

↓我が家の愛犬ジーニーが「ふせ」をする様子↓

 

教え方

  1. 飼い主の足でトンネルを作る
  2. おやつで誘導してトンネルをくぐらせる
  3. トンネルをくぐった時に「ふせ」の合図を出す
画像付きのわかりやすい詳細な教え方はこちら
犬の芸、「ふせ」の教え方編!初心者でもわかりやすく画像で解説!

まて

どんな芸?

「まて」の合図で、現状を維持したまま、飼い主の「よし」が指示がかかるまでその場で待つことです。

↓我が家の愛犬ジーニーが「まて」をする様子↓

 

教え方

  1. おすわりさせる
  2. 「まて」の指示を出してください。
  3. オヤツを犬に見せます
  4. 犬が動いてしまったらおやつを隠し、動かなければほめておやつをあげます。
画像付きのわかりやすい詳細な教え方はこちら
犬の芸、「まて」の教え方編!初心者でもわかりやすく画像で解説!

とってこい(もってこい)

どんな芸?

飼い主が投げたボールを犬が取りに行き、そのボールを飼い主のところに持ってきます。

↓我が家の愛犬ジーニーが「とってこい」をする様子↓

教え方

  1. 犬にリードをつけます。
  2. ボールをちょっとだけ転がします。
  3. 犬がボールを咥えたらリードを引っ張って飼い主の元に戻らせます。
  4. 飼い主の元まで戻ったら褒めておやつをあげます。
  5. 徐々にボールを転がす距離を伸ばしていき、リードも外します。

かわいい編

あご

どんな芸?

差し出した飼い主の手に犬のあごを乗せることです。

教え方

  1. おやつをみせる
  2. おやつを持っていない手を、おやつを持っている手の手前に配置する。(おやつを食べるために配置した手に犬のあごが乗るように)
  3. 犬のあごが手の上に乗ったら「あご」の指示を出します。
  4. そのまま褒めておやつをあげます。

あたま

どんな芸?

差し出した飼い主の手にあたまを当ててくることです。

教え方

  1. おやつをみせる
  2. おやつを持っていない手を、おやつを持っている手の手前に配置する。(おやつを食べるために配置した手に犬のあたまがあたるように)
  3. 犬のあたまが手にあたったら「あたま」の指示を出します。
  4. そのまま褒めておやつをあげます。

タッチ

どんな芸?

手のひらを向けた飼い主の手に後ろ足で立って前足でタッチしてくることです。

教え方

  1. 飼い主がおやつを咥え、犬が立たないと届かない位置で待機します。
  2. 飼い主の手のひらを、おやつを咥えた口の手前に配置します。
  3. おやつをとろうと、手のひらを足場にして前足を乗っけてきます。
  4. 前足が乗った瞬間に「タッチ」といいます。
  5. 褒めて咥えたおやつをあげます。

ロール(ばーん)

どんな芸?

犬が仰向けになってお腹を見せる体勢になることです。

教え方

  1. 「ふせ」の状態にします。
  2. おやつを犬のお腹とおしりの間に持っていきます。
  3. 犬がおやつをとろうと横になっていきます。
  4. そのままおやつを反対の前足の前に持っていきます。(犬が転がるように動かします。)
  5. 犬が転がったら「ロール」といいます。

クロール

どんな芸?

ほふく前進です。

教え方

  1. 「ふせ」の状態にします。
  2. おやつを持って犬の鼻先に近づけます。
  3. 犬がおやつをとろうとほふく前進してきます。
  4. ほふく前進したら「クロール」といいます。
  5. そのまま少しずつおやつを後ろに下げて距離を伸ばしていきます。

番外編

クロス(前足交差)

どんな芸?

「ふせ」の状態から前足を交差させます。

教え方

  1. 「ふせ」をさせる
  2. 前足を交差させるように「おて」をさせる
  3. 「クロス」の合図を入れる
  4. 反対の前足交差は「おかわり」で同様に教えます。

顔隠し

どんな芸?

片方の前足で顔を見えないようにします。

教え方

  1. 「おて」をマスターさせる
  2. 「おて」をさせつつ、おやつを「おて」の下に持っていきます。
  3. おやつをとろうと頭を前足の下にいれさせます。
  4. 頭が前足の上に乗ったタイミングで「フェイス」といいます。

ターン、スピン

どんな芸?

その場で一回転します。右回転、左回転で合図を変えます。(右回転がターン、左回転がスピンとします。)

教え方

  1. おやつを犬の鼻先に持っていきます。
  2. そのままゆっくり犬のまわりを一回転させます。
  3. 犬がおやつを追って一回転します。
  4. 一回転したら「ターン」といいます。反対回転も同様です。

バック

どんな芸?

足で立っている状態から後ろ歩きします。

教え方

  1. おやつを犬の鼻先にもっていきます。
  2. そのままおやつを鼻先に少し押し込むように後ろに持っていきます。
  3. 窮屈になった犬が後ろに下がります。
  4. 犬の後ろ足が下がったら「バック」といいます。

ちょうだい

どんな芸?

犬が咥えているものを離して飼い主に渡してもらいます。

ちょうだい

教え方

  1. おもちゃを手に取り、犬におもちゃを咥えさせます。
  2. おもちゃを咥えている付近まで持っている手を移動させます。
  3. 犬がおもちゃを離すまでそのまま待ちましょう。おもちゃは無理やり取り上げないでくだい。
  4. おもちゃを離した瞬間に「ちょうだい」といいます。
  5. ほめておやつをあげます。
  6. おもちゃを犬に返してあげます。

教える際のコツ

少しでもできれば褒めてあげる

完璧に芸ができるまでは時間がかかります。完璧にできたら褒めてあげるのではなく、最初は少しでも芸の素振りが見えただけで褒めてあげることで、徐々に「これをするといいことがある!もっとやろう!」と学習していきます。

短時間で実施する

犬の集中力は5分程度と言われています。長いこと訓練を実施しても効果は薄いので気長に、根気強く実施していきましょう。

合図を出すタイミングをつかむ

犬がして欲しい行動を取った瞬間に合図を出します。何度も「おすわり」など合図を連呼したりすると、どの行動が「おすわり」なのかわからずに犬は混乱します。ここぞというタイミングでのみいいましょう。

集中できる場所でやる

犬が他のモノに気移りしない環境で実施しましょう。いつもいる慣れている部屋、見慣れないモノがおいていないなど集中できるようにしてあげましょう。

NG行動

完璧にできるまで褒めない

芸の完成形になるまでご褒美をあげないのはNGです。犬もやる気がなくなって行動しなくなります。

指示を連呼する

芸をしてほしくて、「おすわり!おすわり!おすわり!」と何度も間隔を短く合図を連呼するのはNGです。「おすわり!おすわり!おすわり!」の3連呼が指示語だと犬が勘違いします。指示語のみを一言はっきりと言って、それ以外の言葉は前後に挟まないように。

芸を教えるメリットとデメリット

メリット

・犬の行動の制御ができるようになる

いざという時に犬を落ち着かせやすくなります。芸をさせることでこちらに意識を向け、他から気をそらすこともできます。吠えや飛び出しなどの問題行動への抑止行動として、効果が期待できるでしょう。

・犬との信頼関係の強化ができる

芸を教えて一緒に多くの時間を犬と過ごすことは、犬との信頼関係を強化してくれます。信頼関係が強化されれば、犬が飼い主の言うことを聞いてくれやすくなります。

デメリット

・教える時間が必要

芸を教えるにはそれなりに時間がかかります。飼い主の時間を割いて教える必要があります。

芸を教える時に使うオススメのおやつ

芸を教える際には一口で簡単に食べられるおやつがいいです。ちぎって小さくできるおやつであればよりいい。大きなおやつを上げても小さなおやつをあげても犬は一回として認識しているので、小さく多くあげましょう。
我が家で使いやすかったものを紹介します。

 

まとめ

本記事では犬の芸15種類とその教え方、教える際のコツ、NG行動、芸を教えるメリットとデメリット、そして芸を教える時に使うオススメのおやつについてお話しました。犬が指示に従ってかわいい芸(トリック)をする姿には、おもわず笑顔になってしまいますよね。愛犬といっしょに楽しみながら芸を覚えていける、本記事がそんな一助となると幸いです。

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